東京義髪整形は80有余年の歴史の中、ひとえにお客様、あるいはお取引先からご信頼をいただくことを目標にかつらの製造販売と言う社業に専念して参りました。
こうした会社のあり方は、派手な宣伝や広告をすることなく、良い製品を安心の価格でお届けすることで、ユーザー様にお返しをさせていただくことと、広くご理解をいただいております。また、企業の事業活動の第一義は、お客様にご満足いただける、より良い製品を提供し利益を追求することですので、さまざまなステークホルダーへの利益の還元も考えなければなりません。事業を通じて社会への貢献を果たしつつ、社会の中のでは毛髪の分野で社会に笑顔をお届けできる企業活動をすることに、注力したいと考えます。
一方、社会貢献活動として、40年近くのあいだ患者会「円形脱毛症の患者会」の後援を続けて参りました。ご病気で髪の悩みを持たれる患者さまと接する機会も多いため、そのご心痛をやわらげる事と、病気の周知啓蒙のための活動を毛髪専門医とともに続けてきたことで、現在は協力医師も増え、患者さまと医師が直接語り合う機会なども作れるようになりました。
その他セミナー、医療相談会、親御さんの集まり、年間6回の会報発行、出版、マスコミへの働きかけなど、活発に活動ができるまでに会は成長しております。
そうした中、お子様の円形脱毛症は特に深刻で、幼稚園、学校での生活は病気と闘うだけでなく、取り巻く環境によっては、不登校などに発展することもしばしば見受けられます。
ご両親のご苦労は言葉に尽くせないほど多く、解決の容易でない問題をかかえていらっしゃいます。
こうしたことを少しでも減らしたいとの思いから、お子様用のウィッグを開発、社会貢献価でご提供して参りました。しかし、一旦閉ざした心に笑顔を取り戻すことはそう簡単なことではありません。
毛髪企業として、いつもお客様の気持ちに寄り添い、この分野での悩みの解決に貢献できることを目標に、社会から親しまれ、尊敬される企業でありたいと考えています。
※ステークホルダー とは企業活動を行う上で関わるすべての人のことを言います。
アプランはあまりこの言葉を使いません。
困っている人がいたら、誰でも力になりたいと思うのは自然な事。
たとえば、1日わずか250円で使える新品医療用かつらのレンタル
がんの啓発をしているNPO法人キャンサーネットジャパンという組織があります。こちらに入ってくるたくさんの患者様の声から、必要な時だけ医療用ウィッグを使いたいという思いを形にしました。
また、短期の利用でまだまだ使用できるウィッグを直営工場で再生し、セレクトウィッグとしてメンテナンス費用、事務手数料のみの8,800円で経済的に不安のある患者様にお届けしています。
患者様の利用料の1部を、キャンサーネットジャパンの活動費に充てています。
キャンサーネットジャパンhttp://www.cancernet.jp/wig/
2014年8月『国立がん研究センター中央病院・アピアランス支援センターと開発したウイッグなぼうし』を開発、発売しました。まるでウィッグにしか見えない帽子、帽子だから軽やかでいやな締めつけ感もありません。 患者様のご体調や、治療にかかる費用をしっかり落とし込んで、15,000円で販売しています。
発売から1年余りで約5,000個も売れているのが、品質の証しです。こちらも売上げの10%を国立がん研究センター中央病院に寄付、がんの研究に使われています。
ウイッグなぼうしhttp://orange-boushi.com/
1975年から約40年間に亘り患者会活動を支援しています。
生命に別条のない難病、『円形脱毛症』は確たる治療法が開発されていないため、患者様は明日への希望が持てない生活を送っています。全身の体毛までなくす恐怖は体験した人でなければ言い表すことができません。
会は患者様に深い思いを寄せて下さる、サポーターの毛髪専門医の先生方と当事者を結び、社会への病気の周知や民間療法などに惑わされることなく正しい治療を受けること、患者間の交流を中心に心のケアを大切にするなどさまざまな活動を行っています。今では、皮膚科のほとんどの学会から展示要請いただけるほどの会になっています。
特定非営利活動法人円形脱毛症の患者会http://www.hidorigamo.com/